鶏肉アレルギーの犬のフード選び
チキン不使用ドッグフードの探し方

「チキンが入っていないフードが見つからない…」
鶏肉アレルギーの犬のための、フード選びのポイントと探し方を解説します。

鶏肉アレルギーの症状

鶏肉(チキン)は、犬の食物アレルギーの原因として最も多い食材のひとつです。牛肉、乳製品、小麦と並んで「4大アレルゲン」と呼ばれることもあります。

以下のような症状が続く場合、鶏肉アレルギーの可能性があります。

皮膚のかゆみ・赤み

耳の炎症・かゆみ

足を舐める・噛む

下痢・軟便

涙やけ

嘔吐

自己判断は危険

これらの症状は、鶏肉以外のアレルギーや病気でも起こります。必ず獣医師に相談し、アレルギー検査を受けることをおすすめします。

獣医師の指導のもと「除去食試験」を行い、症状の変化を確認するのが最も確実な方法です。

鶏肉の代替タンパク源

鶏肉アレルギーの犬には、鶏肉以外のタンパク源を使用したフードを選ぶ必要があります。以下は、鶏肉の代わりになる主なタンパク源です。

タンパク源 特徴 おすすめの犬
ラム(羊肉) 低アレルゲン食材として定番。栄養バランスが良く、消化しやすい。 初めての代替フードを試す犬
魚(サーモン・白身魚) オメガ3脂肪酸が豊富。皮膚・被毛の健康に良い。 皮膚トラブルがある犬
馬肉 低脂肪・高タンパク。アレルギーを起こしにくいとされる。 複数のアレルギーがある犬
鹿肉(ベニソン) 高タンパク・低脂肪。新奇タンパク源として注目。 他の肉でもアレルギーが出る犬
カンガルー肉 非常に珍しいため、アレルギー反応が出にくい。 重度のアレルギーがある犬
💡 「新奇タンパク源」とは?

犬が今まで食べたことのないタンパク源を「新奇タンパク源(ノベルプロテイン)」と呼びます。

アレルギーは「食べたことがある食材」に対して起こるため、初めて食べる食材ではアレルギー反応が出にくいとされています。馬肉、鹿肉、カンガルー肉などが該当します。

原材料表示の確認ポイント

「チキン不使用」と思って買ったフードにも、実は鶏肉が含まれていることがあります。以下の表記に注意してください。

鶏肉を示す原材料表示

  • 鶏肉・チキン
  • チキンミール
  • 鶏脂・チキンファット
  • チキンエキス
  • 鶏レバー
  • チキンブイヨン
  • 家禽類(鶏を含む可能性)
  • 肉類(曖昧な表記に注意)
「肉類」「家禽類」に要注意

原材料表示で「肉類」「家禽類」「ポルトリー」などの曖昧な表記がある場合、その中に鶏肉が含まれている可能性があります。

心配な場合は、メーカーに問い合わせるか、具体的な原材料名が明記されているフードを選びましょう。

安心できる表示例

良い原材料表示の例

ラム生肉、サツマイモ、エンドウ豆、亜麻仁、サーモンオイル...」

このように、使用している肉が「ラム」「サーモン」など具体的に明記されていれば、鶏肉が含まれていないことが明確です。

逆に「肉類(チキン、ビーフ等)」のような表記は、鶏肉が含まれていることがわかります。

チキン不使用ドッグフード一覧

当サイトで成分分析している「チキン不使用」のドッグフードです。

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※ この記事は一般的な情報提供を目的としています。愛犬のアレルギー診断・治療は、かかりつけの獣医師にご相談ください。
※ 原材料情報は各製品の公式サイト・パッケージに基づいています(2025年12月時点)。製品リニューアル等により変更される場合があります。